体験型防災学習「学校BOUSAIデー」
11月14日(木),体験型防災学習「学校BOUSAIデー」をおこないました。
1・2年生,3・4年生,5・6年生にわかれ,保護者や学校支援ボランティアのみなさまも参加し,大地震が起きた想定のゆれや火災発生時を想定した消火活動およびけむりの体験をしました。
地震体験では,三重県地震体験車「そなえちゃん」に乗り,震度7や震度5強などのゆれがどのぐらいなのかを,身をもって知ることができました。担当の県職員の方から,「地震のゆれがおさまった後,くつを外向きにしておくと,にげ出しやすいよ。ふだんから,くつをそろえておくと,自分の身を守ることにつながるよ」と教わりました。
子どもたちからは,「本当の地震やったら,すごくこわい」「どんなにしても体が動いていった」「大人の人でもこわいって言ってた」など,大きなゆれを体験した感想を聞くことができました。
松阪北消防署の職員の方のご協力で,濃煙体験と水消火器体験をおこないました。
濃煙体験では,バニラの香りのした水蒸気をけむりに見立てて,二人一組で,なかなか前が見えないテントの中を進んでいきました。出口がわかりにくいので,歩くのも大変な子どももいました。子どもたちだけでなく保護者の方も,「前が見えませんでした」と,おどろいていました。
職員の方からは,「火事のときには,口や鼻をハンカチなどでふさいで,できるだけけむりをすわないようにすることをおぼえておいてください」と,話をされました。
水消火器体験では,消防職員の方から,1~4年生は,「消火器で火を消すのではなくて,火事が起きているのを見つけたら,大きな声で『火事だ!』と言って,大人の人に知らせます。そのあと,避難しましょう」と教わりました。
また,5・6年生は,消火器の使い方を学ぶとともに,「住宅用警報器が鳴ったら,火事が起きているから,逃げよう。初期消火のときに消火器を使うよ。消火器は約15秒間使えて,火元にだんだん近づいて消火するよ」など,火災が起きたとしたら,どのように行動するのかも教わりました。
子どもたちは,本日の体験型防災学習を通して,自分の身を守る行動や日ごろから災害への備えの大切さを学ぶことができました。