6年 鳥獣戯画のすごいところ!!
皆さん、鳥獣戯画をご存じですか?
CMなど、テレビでもよく取り上げられているので、見たことがある方は多いのではないでしょうか。
この鳥獣戯画について、宮崎駿(みやざき・はやお)さんとともにスタジオジブリを設立された高畑勲(たかはた・いさお)さんが解説しています。高畑さんは三重県伊勢市生まれの方で、小さいころに岡山県に引っ越しをしています。
漫画やキャラクターの動きのある絵を描いたことがある方なら実感されると思いますが、鳥獣戯画に描かれている動物たちは、とてものびのびとした描線で描かれています。腕や足の動きに無理がなく、自然な筆遣いで描かれているのです。
そして、現実ではありえない、カエルとウサギの相撲。これも現代の日本アニメの自由な発想が継承している部分だと思います。
それぞれ、気づいたすごい点を発表していました。
聴いている人も同意の反応が多かったです。
黒板のまとめをノートにも書いていました。
いまや日本のアニメーションは世界中で大人気です。
2016年、ブラジルのリオデジャネイロオリンピックの閉会式で、故 安倍元首相がスーパーマリオに扮して登場したのは有名な出来事ですが、2022年の東京オリンピックのスポーツクライミングやトライアスロンのバイク(自転車)競技では、お台場に設置されていた実物大ユニコーンガンダムが映り込み、世界中のガンダムファンが喜んだそうです。
これら日本アニメの源流ともいえる、日本人の洒落やユーモア、そして自由な審美眼を、鳥獣戯画は800年前にすでに内包していたコンテンツといえるのではないでしょうか。
6年生には、その面白さや奥深さをしっかり感じてほしいと思います。