阪神淡路大震災から30年

学校では今日芸術鑑賞会があり、楽しい雰囲気の中でしたが、3年生の授業で阪神淡路大震災の出来事を振り返りました。

もちろん子どもたちが生まれる前のことですので、地震があったことを知らない児童も多くいました。当時のニュース映像を見せてどんな被害だったかを伝えました。
観測史上初の震度7を記録した大地震。建物や交通網の崩壊、地面の液状化、地震に起因する火災などの被害により多くの命が失われ、電気やガス、水などのライフラインが寸断。淡路島の病院では傷病者の緊急度や重症度に応じて適切な処置を行うために傷病者の治療優先順位をつける「トリアージ」という選択制治療をするしかなかった状況。

子どもたちは映像を見ながら「まるで戦争やん」「やばい」といった声が上がっていました。
現在の神戸市は震災から復興し、大都市になっていますが、震災のことを忘れないためのセンターがあったり、神戸港震災メモリアルパークなどでは被災したメリケン波止場の一部(岸壁約60m)をそのまま保存・整備してあるそうです。

子どもたちに防災の大切さや、もし自分が被災した時に絶対に「生きのこる」ことを優先するよう伝えました。震災で被害に遭った事実や人々のことを教訓として未来に活かす。

今日この時間は、震災で亡くなった人たちが生きたくても生きられなかった貴重な時間だから。1日1日を大切に生きようと伝えました。

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