命が生まれる~君たちが生まれた奇跡~
12/9(金) 中川小学校の授業参観日でした。
時間帯、地区別に保護者の方にはご来校いただき、誠にありがとうございました。
本来であれば、各学年の様子を細かくお伝えすべきではあると思うのですが、
今日、中川小学校の子どもたちの素晴らしい姿を目の当たりにしたので、お伝えしたいと思います。
5年生の理科の単元「人のたんじょう」に関連付けて、人の誕生の尊さを学ぶ「命が生まれる」という題名で授業をしました。
理科の知識的に学習すれば、受精卵ができて子宮で育ち、そして出産するということだけで学びは終わりますが、
現実にはそんなに簡単なものではなく、それぞれの家庭にそれぞれの壮大なストーリーを経て命が誕生することを伝えたく、
実際に様々なトラブルや困難を乗り越えて出産を成しえた女性の話を題材に学びました。
それと同時に、大切な命を奪ってしまう戦争についても学びました。
学習を終えて子どもたちが書いた感想を少し紹介します。
※内容が伝わりやすいよう多少文を修正してあります
「命ってたくさんの人のがんばりや、愛の塊みたいなものなんだな。知っていたけどより一層大切だなって思いました」
「大切な命を一瞬でなくしてしまう戦争はいらないと思いました。前までは”死ね”などと人に使ってしまったけど、簡単に使っちゃいけないと思いました。だから絶対いわないようにしたい」
「私はいつか戦争をなくしてみんなが幸せになるように努力したい」
「正義の戦争なんてない」「いま生きていることに感謝したい」
「親が生んでくれたたった一つの命。お母さんに生んでくれてありがとうって伝えたい。命はとてもとても大切」
…こんな素直に学ぶことができる姿勢って素晴らしいことだと思います。
もちろん、この感想を書いただけで終わってしまっては元も子もありませんが、昨今、人を見下したり、他国の惨事を対岸の火事的に傍観したりする風潮もある中で、自分や人の命について学び、平和の大切さも考えられる子ども達って、ほんとに素晴らしいと思いました。
「君たちが生まれて、今ここにいることはもうすでに奇跡なんだ」と伝えた時の子どもたちの静かで澄んだまなざしが今日一番のギフトだったと思います。
授業参観の授業のことでないのは申し訳ありませんが、きらっと輝いた子どもたちの姿をここに記しておきます。